伸びる経営

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レターをいっぱい頂いています。ちょっと気まぐれに返してはいるんですけど、ちゃんと一個一個返していくつもりなので、まだ返されてないぞって方は心配しないでください。
 
今回のレターは。
 
上場後伸びる経営者と沈む経営者の違いはなんでしょうか?
 
これは結構深遠な質問。まず、伸びる経営と沈む経営って根本的に何なのかみたいなところなんですけど。
 
一般的に、上場する会社って1つのプロダクトでそれなりの成長をしていくなかで上場するっていう会社さんが多いのかなと。で、よほどなグローバルサービスじゃない限りは、やっぱり1個のプロダクトとか1個の事業でずっと伸び続けるというのはまあそんなにないですね。
 
なので、上場後伸びている会社の特徴でいくと、やっぱり自社の1プロダクト1事業というよりはそこをしっかりと、資金調達したりとか、上場してレバが効くようになったらその信用を使って強みを新たに、新規事業を継続的に仕組み化して作っていくっていう会社はすごく伸びていくなという印象ですね。
 
あともう1つは、トータルでアクセスできるマーケットサイズがものすごく大きくて、そこの初期段階の形ができたというところで上場する会社。MonotaRoさんとか、エムスリーさんとか、あとはZOZOさんとかですね。そういうところはやっぱりずっと伸びていくなというところですね。
 
沈む経営者は、これはまあなんですかね、いろんなパターンあるんですけど。経営できてない人、そう言うとすごい上から目線で失礼になっちゃうんですけど、経営できてない人はやっぱり沈んでいくなあと。
 
当たり前のファネル分析ができていないとか、経営の思考ができてないとか、基本的なマネジメントができていないとか、コスト感覚がゆるいとか。そういういろんな経営の基本みたいなところができてない。けど、マーケットがすごく良くて伸びちゃったみたいな会社はやっぱり中長期でいうと大変になっていくなあというところですね。
 
なのでしっかり経営しようと。とはいえしっかり経営しても伸びないケースもあるんで、そこは中長期で見て正しいことをやっていればいつか当たるんだという信念も大事かなと。今沈んでいるからといって、中長期で沈む、つまりその正しいことをやってるから正しい期待値に収束するっていうのはすごい時間がかかるので、今のスナップショットで評価するんじゃなくて、正しいことをやっているかっていうことで評価するのがすごい大事かなと思います。
 
※この記事は配信者の許可を得て公開するものです。
 
 
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