知らないことを早く学ぶ方法を学ぼうという話
公開日
2021/04/03
著者
はい。のぼせてきたのであと一個返して終わろうと思います。
非エンジニアがスタートアップを経営する場合、経営者としてのテクノロジーの素養をどのように養うか。たとえば、理系の論文を読んでもちんぷんかんぷん。
ありがとうございます。まずね、スタートアップを経営してる時点で、1人の大人として自立してなきゃいけないので、そんなの自分で考えましょうというのが大前提なのと、非エンジニアとかエンジニアとか関係ないので。無差別級なんでまずそういう意識で頑張ってくださいという前提で。
テクノロジーだけに限らず、スタートアップの経営者になるって知らないことだらけなんですよ。経営の理論も知らないしファイナンス理論も知らないし、組織マネージメントも知らなければ採用の仕方も知らないし営業の範も知らないし。テクノロジーに関しても、まあ仮に、大学で研究してたとしても超一部分なんで、ソフトウェア会社の経営っていう意味においての技術は僕も経営しながら学びました。
Learn How to Learn
そういう意味において、Learn How to Learn。学び方を学ぶっていうことを意識するといいかなと。あんまりディスってもしょうがないんですけど、いきなりテクノロジーわからないから何か理系のコンピュータサイエンス系の論文を読もうとかこれ自体調べ方にセンスがないかなと。そういう感じですね。
で、まあ一応やるとすると、もうちょっと自分が理解できるようなシンプルなもの、かつ手を動かしてわかるものから始めていって、意思決定において自分がどの理由で何を知っとく必要があるか、それは人に聞くのか自分で理解するのかをどの深さまで、要は自分はコードが書けるまでやるのか、概念は理解した上でCTOのような人間をハイアリングして、専門的な部分は全部任せるかとか、意思決定はどの深さまで知るといいのかみたいなところをまず設計する。
それを設計したときに、最短経路でそれを学ぶ方法っていうのは、まあね、学び方を今までなにかしらの受験勉強とか論文のサーベイとか、サークルの活動とか部活とかなんとか今までの人生で、あと社会人の生活とかから学んでるはずなんで、その学んでる方法を当てはめてみてください。
で、そのスキルもないんだったらちょっとスタートアップ向いてないんで、働き方を考えるのもひとつの手かなと思います。
※この記事は配信者の許可を得て公開するものです。
他の関連コンテンツを見る:福島 良典の名言