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Stripe創業者から若者へのアドバイス

日付
2021/09/29
ライター
この記事は原著者の許可を得て翻訳・公開するものです。
 
たまに、アドバイスを求めて非常に漠然としたメールを送ってくれる人がいます。(「どうやったら世界を変えられるのか?」など)
 
私は人生のほんの一部しか生きておらず、今でも世の中を理解しようとしている最中であることを前提に、過去の自分に贈るアドバイスを紹介したいと思います。
 
あなたが10~20歳の場合:この時期は全盛期です!
 
・物事にのめり込んでください。専門家になりましょう。
 
・もっと言うなら、複数のことにのめり込んでください。(程度の差こそあれ、私は語学、プログラミング、ライティング、物理学、数学などに深く取り組もうとしました。中には他と比べて上手くいかないものもありました。) 20歳までに達成すべきことの1つは、自分が楽しめることは何なのかをある程度把握することです。これはおそらく一生を通じて大きく変わることはないでしょうから、できるだけ早くその片鱗を見つけるようにしてください。
 
・自分がのめり込んでいるものに一体どれだけの価値があるかを気にしすぎないように......でも、無視もしないように。重視すべき要素ではありますが、それだけでは判断できません。
 
・一生懸命やることが楽しいと思える範囲でやればいいです。その条件のもとでは、努力に対するリターンが大幅に減少することはないでしょう。幸運にもいくらやっても楽しさが尽きないのであれば、そのことに感謝し、最大限に活用してください。
 
・インターネット上で、自分が興味を持っている分野で活躍している人と友達になりましょう。前の世代と比較したとき、インターネットを使えることはあなたの最大の利点の1つです。活用しない手はありません。
 
・多読を心がけましょう。(*)
 
・自分が重要だと思っていることが、自分より年上の人に評価されていなかったら、自分が正しくて年上の人が間違っている可能性があります。今のステータスは一世代以上遅れているものです。
 
・何よりも、自分の成功を今の仲間内で判断するという間違いを犯さないでください。友達を作るのはいいことですが、10代のうちは少し変に思われるくらいが一般的には良いことです。
 
・しかし、優れた社交スキルを持つことは、生涯にわたって利益をもたらします。だから、それを否定してはいけないのです。第一印象を良くすること、面白い人でいること(これは可能であれば...私はまだ取り組み中ですが...)、人前で話すことに長けましょう。
 
・物作りすること。不確実性の高い空間で活動することは、何かを学ぶこととは全く異なる体験です。
 
・何より、自分で考えることを教えてくれる人は誰もいません。周りの人が信じていることの大半は間違いです。それを内包して、自分なりの世界観を考える練習をすること。周りの人の世界観とあなたの世界観の相関関係は、よほど初期条件に恵まれていたとでも思わない限り、あまり強くないはずです。
 
・アメリカで良い学校に行っていると、自分で道を切り開くよりも、他人が作ったレールに沿って進むように仕向けてくる圧力がたくさんあります。自分が今追い求めているものは、標準的な道ではなく、自分がぜひとも追い求めたい奇妙なものであることか確認してください。 ヒント:学校の友達は、あなたの進路を少し変だと思っていますか?もしそうでなければ、平凡すぎるのかもしれません。
 
・サンフランシスコに行って、夢を追いかけるためにサンフランシスコに移住した人たちに会う方法を考えましょう。なぜサンフランシスコなのか?サンフランシスコは、きわめて開放的で、賢く、エネルギッシュで、楽観的な人たちにとって適切な場所なのです。Global Weird HQ(訳注:世界の変人が集まる場所の意)です。もちろん、他の場所に行く機会も活用しましょう。
 
・あなたが注目している分野での卓越した成功例を見つけてください。偉大な科学者になりたいのであれば、優れた(理想的には偉大な)科学者と直接会って時間を過ごす方法を探してみてください。YouTubeのインタビュー動画を見ましょう。Twitterをフォローするのもいいでしょう。
 
・偉業を成し遂げた人たちは、驚くほど若くしてそれを成し遂げていることが多いです。だから、急いで!あなたは偉大なことを成し遂げられます。
 
あなたが20~30歳の場合:まだわかりません。35-40歳になってから考えようと思っています。
 
このアドバイスがあなたのお役に立ったのであれば、ぜひ教えてください。(patrick@collison.ie)また、このページを読んでいる方は、PioneerEmergent Venturesにも興味があるかもしれません。Alexey Guzeyも良い提案や指摘をしていますよ。
 
原文:Advice by Patrick Collison
 
パトリック・コリソン 世界最大級のFintechスタートアップStripeの共同創業者。102人しか人口がいない田舎町で育ち、図書館から持ち帰った本を読む生活を続ける中でプログラミングの本と出会い、最初のWebサイトを作る。その後17歳でeBay向けのツールを開発し、これを売却して10代でミリオネアに。2010年には弟のジョン・コリソンと共にStripeを創業し、2011年にPayPalの共同設立者であるイーロン・マスクとピーター・ティールなどから投資を受けた。