Why LayerX INVOICE

Why LayerX INVOICE

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矢本真丈氏(以下、矢本):今日はLayerX CTOのmosaに来てもらいました。(編集注:榎本氏は2021年3月1日付で、松本勇気氏にCTOをバトンタッチしています)

榎本悠介氏(以下、榎本):よろしくお願いします。

榎本さんのキャリア

矢本:しかも会社近いからオフラインで録ってるっていう(笑)元々は、LayerXの前は何されてたんですか?

榎本:元々はGunosyなんですけど、新卒の時にDeNAですね。DeNAで最初、モバゲープラットフォームのサードパーティ向けAPI開発みたいなのをやってて、それが死ぬほどトラフィックがある感じだったので結構泣きながら運用していて。で、次はハッカドールっていうオタク向けの割と尖ったニュースアプリを作ってました。ニュースアプリなのにアニメ化するみたいな感じで、結構今でも印象的だったのが、4月にチーム組成して夏コミまでに絶対出せみたいな。

矢本:それ、3,4ヶ月?

榎本:3,4ヶ月(笑)夏コミまでに出せなかったらお前ら死ねみたいな感じで(笑)

矢本:すごいね(笑)

榎本:すごいパワハラ企業のチームで泣きながら作ったみたいな感じでしたね(笑)で、そこからふっき(編集注:福島良典氏。Gunosy創業者、LayerX CEO)に誘われてGunosyに行って、割と新規事業の立ち上げをずっとやってて、ニュースパスっていうKDDIと一緒に組んでやったニュースアプリ、今も結構MAUがあるんですけどそれを作ったり、あとはいくつか新規事業を作って、ブロックチェーンチームを立ち上げをやったのがLayerXの礎になったみたいな感じですね。

矢本:なるほど。そっからじゃあもうLayerXでMBOして、今CTO。取締役CTO。ちなみにちょっともう1個遡るんだけど何で(アイコン)ボンバーマンなの?

榎本:(笑)一応わからない人向けに話すと、僕のアイコンはボンバーマンなんですけど、大学時代ボンバーマンにめちゃくちゃハマっちゃって、仲間内でずっとオンラインでボンバーマンして深夜までやってはぶっ倒れるみたいな生活をして。2回留年したやつがいて。仲間内でレーティングとかつけて本気でやって、でもそれが功を奏してボンバーマンネタ話したら絶対に内定取れるみたいなとこまで(笑)

矢本:たしかに(笑)極めた人って内定取れるからね。

榎本:面接はマジで負けなしみたいになって、あとは実際にテレビに出て、キスマイとボンバーマンするみたいな。あと山本美月とかとボンバーマンするみたいな謎のチャンスもあったりとかしてっていうので、結構ボンバーマンのおかげで人生充実してるみたいなのがありますね(笑)

矢本:今はもうやってないんですか?

榎本:今は封印してる。

矢本:封印?

榎本:ほんっとに仕事できなくなっちゃうんで。

矢本:ボンバーマンってさ、僕の記憶だとめっちゃシンプルなゲームだよね?

榎本:いや。めちゃくちゃ奥が深くて、極めるとぷよぷよみたいになっていくんですよね。結構陣取りゲームみたいになるし、相手の動きをめちゃくちゃ読んでとか。極めると、爆弾置いて連鎖させるのは多分わかると思うんですけど、リアルタイムに蹴りを使って連鎖させることができるんですね。爆風に対して爆弾を蹴り込むとその場で連鎖を作れるんで、みのるロナウジーニョって技なんですけど(笑)

みのるロナウジーニョを組み合わせると、n回連続でやったりとか、2次元ロナウジーニョって技が発生したりとか、逃げ場がなくなっていくどんどん。というので、派生技が2,30個くらいあってそれを全部Wikipediaにまとめてたんですけど。何のトークだって感じだけど(笑)

矢本:ボンバーマンって当時eスポーツの大会みたいなのあったんですか?

榎本:全然なくて。すごい仲間内でお互い極めあってたみたいな。

矢本:じゃあ下手したら今ボンバーマンの大会あったら?

榎本:絶対全一だと思ってますね。スパボン2に限るけど、全然シリーズによって違うってのはあるけどスパボン2だったら絶対に負けない自信が。

矢本:すごいね(笑)ボンバーマン界の梅原大吾みたいな感じなんだ。

榎本:母集団が少ないからちょっとあれだけど(笑)

矢本:間違いない。母集団めっちゃちっちゃい(笑)ボンバーマンとエンジニアリングは何か関係あったんですか?

榎本:あ〜そうだなあ。やっぱり極めるみたいな、なんだろうな。一点集中して極めるみたいなところは一緒かもですね。まあそんくらいかな?(笑)

矢本:あんまなかった(笑)ソフトウェアエンジニアとしては新卒で入社してからやり始めたの?それとも前からやってたの?情報工学とか?

榎本:そうですね。学部は情報系と数学系を合わせたような学科で、計数工学科っていう東大のところだったんですけど。そこでアルゴリズム系の基礎をやりつつ、なんかバイトでちょっとやったりとか、あとは大学の最後の1年間はずっと自社、自分の好きなプロダクトを作るみたいなのをやってて。なので、DeNAに新卒で入った時は結構相当できる方みたいな感じでスタートしました。

矢本:なるほど。じゃあもう、プロダクトずっと作った経験があったんだ。それはもう新卒って枠じゃないよ。超ジュニアってわけじゃないよね。

榎本:ですね。ただ作ってたものが死ぬほど自己満足系だったので、マジで。

矢本:俺の考える最強のプロダクトみたいな。

榎本:仲間内で流行ってるトランプゲームを作るみたいな、すごいしょうもないものを作ってたんで(笑)

矢本:まあでもそれにモチベーションかけて作り切れるとかは、普通の人にはなかなかできないもんね。

榎本:結構一点突破で、周り見えなくなるほど一点突破するみたいな力はありますね。良くも悪くも。

矢本:mosaのことを人が評するときはみんなそう言うよね。ちまきんさんとか、あとChompyの石崎くんとかがmosaのことを外から、あとうちにいる山口くんとかがmosaのことを言うときはそういう人だって(笑)マネジメントではないっていう(笑)

榎本:やめてくれ(笑)山口くんには本当にダメ出しされたからなあ。本当にマネージャー向いてないですねって言われたからなあ。

矢本:ちょっと角が立つとあれなんで、それはちょっとご本人たちとやってください(笑)

はい、じゃあ。最近はプレスリリースとかも出てましたけど、何してますか?

榎本:そうですね。LayerX INVOICEの今事業責任者としてゴリッゴリプロダクト作ってるって感じです。

矢本:あっ、事業責任者なの?

榎本:事業責任者。

矢本:そうなんだ。じゃああのプロダクトやるぞってとこから事業作るとかはmosaの責務だったみたいな?

榎本:そうですね。まあ結構ふっきの肝煎りでもあるので、会社全体として注力事業ではありつつ、責任者として、管掌役員って言った方がいいかな、として僕がみたいな感じですね。

矢本:それは知らなかったな。そうなんだ。

榎本:と言ってもなんか、実際やってることはなんだろうな、切込隊長エンジニアみたいな感じではあるけどみたいな感じですね。

矢本:とにかく速く、動くものを作るみたいな。

榎本:いやーもう。スピードにだけは自信があるんで。開発チームの。そうですね、だいたい3,4ヶ月で動くものは作ってそこからブラッシュアップを早速やってるって感じですね。

矢本:そのチームの構成はどうなってるんですか?

榎本:そうですね。全部で10人ちょい、最近ちょっと増えて15人くらいになったかな。で、半分がエンジニアで半分がビズデブとかCSみたいな感じですね。

矢本:10人から15人って全然、ちょっと増えたってレベルじゃない。グッと増えたみたいな(笑)なるほど。15人くらいで、半分がプロダクトを作って、半分が売ったり検証したりやったりと。どういうプロダクトなんでしたっけ?

LayerX INVOICEが立ち上がった背景|どういうペインを解決するか、どうやって気づいたか

榎本:良い質問ですね。グッドクエスチョンです。経理向けのDXプロダクトです。結構経理の業務っていろいろあるんですけど、そのうちフォーカス当ててるのが、請求書を受領してそれを手入力だとかで今までやっていたところを全部OCRだとかアルゴリズムに置き換えて、自動化して支払いまでシームレスに繋げるっていうプロダクトで。結構請求書がくるんですけど、だいたい漏れたりするんですよ。支払い漏れだとか二重で支払っちゃうペインがかなりあって。しかも請求書の情報を手で会計ソフトに入れたりだとかオンラインバンキングでまた手入力していくらとかやって。で、だいたい手入力するとミスるんですよ。それを防ぐために何重にもチェックしてみたいな。あとはこの請求書って本当に払っていいんだっけみたいな、何だっけこの請求みたいな。

矢本:「部門承認終わったこれ?」みたいな(笑)

榎本:そうそうそうそう(笑)ワークフローとほとんど繋がってない、というか繋がってる状態じゃないんで会社の経理って。繋がっていいんだっけ確認をするために現場を駆けずり回るみたいなことがあり、これ稟議と全然金額違うじゃんとか、あとは普通に相手の請求ミスとかあったりして請求書こないとか、くるけど金額間違ってんじゃんとか、そういうディスコミュニケーションもあったりしてその辺を一手に解決していくプロダクトですね。

矢本:たしかに今聞いただけだけどペインだらけじゃん。

榎本:ペインだらけですよもう。

矢本:「宝の山やー!」みたいな。

榎本:でなんか、プロダクトがぽっかりあいてたんですよね。いろんな会計ソフトのSaaSだとかあるし、請求をする側のSaaSは実は結構あるんですけど、請求される側のはあんまなくて。元々僕らって3つ事業持ってて、そのうち1つがデジタルのアセマネ会社みたいな、三井物産さんとの合弁で不動産のファンドだとかをマネージメントするのをデジタル化するみたいな。で、さらに投資家にCVSでそれを届けるみたいなっていう業務をやってる会社があって、そこで1番効率的な業務をゼロベースで作るみたいなミッションのなかですごいいろんなSaaSを選定していて。で、そこのSaaSがあんまないなみたいな感じで、その会社に自作しようとしたんだけど、別にこれ切り出せばよくねみたいな。そもそもこれで売れるんじゃないみたいな。

矢本:そこからなんだ。つまり証券会社のバックというかコーポレート業務ってめっちゃ膨大ですと。で、そんなかのほとんどをいろんなSaaSで自動化しようってやってたらバッチスクリプト書かなきゃいけないとか、要は簡単に空いてる部分がこの請求書管理のとこでぼっかり空いてて、つまり世の中全部空いてるじゃんみたいな?

榎本:そうですそうです。何か課題として、金融系でガチガチだからこそある課題と、これ普遍的じゃねみたいな課題があって、その普遍的なところをプロダクト化してくみたいな。

矢本:それうちが小売事業自分たちでやってったらめちゃめちゃペインだらけで、ああこれ辛いから作ろうって言ったのを今Stailerにして売ってるのとほとんど同じですね。

榎本:あ〜、そうだと思う、うん。

矢本:なるほど、それがスタートだったんだ。

榎本:やっぱり自社事業持ってそこが遊び場、遊び場って言ったらあれだけどドッグフーディングできる場所ってのはめちゃくちゃ大事だなと。

矢本:確かに。最先端の検証場所が自社にあるってフィードバックのレベル違いますよね。なるほどなあ。だからものすごいホリゾンタルなんですよね。

榎本:そうですね。

矢本:今どういうところがそのペイン抱えてる会社としてアプローチしてるんですか?

榎本:請求書の数少なすぎるところは違うだろうなっていう。月10枚みたいなところはさすがにSaaS入れるほどでもないかもしれないなと。ただウン10枚とかになってくると、すでにROIは見合うし、あとはスケールできる体制が作れるので。ワークフローとの照合とかになってくるとガバナンスとか引けるようになるので、請求書の数が数十枚以上のとことか、あと上場考えてるとことかは死ぬほど喜んでくれますね。

矢本:すごい。うちもね、このあと最新のデモを受けるっていう(笑)

榎本:絶対入れてやる(笑)

矢本:うちのなかでこうなってほしいっていうのをCFOがまとめてあるんで、それを見ながらあとで話せれば。

榎本:おっしゃ。楽しみにしてます。

矢本:でも大体たぶんズレてないと思う。今まさにちっちゃいうちに経理の業務フローとか、SmartHRとかもそうなんですけど経理とか労務のコーポレート業務って、基本的に人数が増えたら比例してバック・コーポレートの人数を増やさないといけないんですけど、これを僕らゼロにしたいんですよね。100人になっても1人、1,000人になっても大丈夫みたいな状態にしたいから、それって小さい時から作らないと無理ですよね。

榎本:ですね。

矢本:上場前の会社とか結構?

榎本:めちゃくちゃ良いターゲットだと思いますね。

矢本:ビズデブ側はどうやってリード作っていってるんですか?

榎本:もともとはめちゃくちゃリファラルやってたんですよね。結構うちの会社ってこういったらあれですけど、役員でリレーション持ってる人が多い。

矢本:有名人多いからねえ!(笑)

榎本:ので、かなりリファラルで進めてたんですけど。1ヶ月前にちゃんとプレスリリースを出してそこからは結構インバウンドで入ってくるみたいな感じですね。

プロダクトを出してみての手応え

矢本:すごい。手応えは?

榎本:手応えはありますね。

矢本:それはニーズの手応え?あとは、入った後の使われ方の手応え?

榎本:まだ1ヶ月なんでリードタイム考えると、今のところはニーズの手応え。もともとリファラルでコンバージョンまでの数値、リファラルでしかわからなかったんですけど、インバウンドでの数字見ても「あ〜全然これ戦えんじゃね?」みたいな感じ。

矢本:うちも余談ですけど、リファラルとインバウンドだけで事業作ってるんで、本当に欲されるとそういう状態になるのかなという感じはしますね。売りに行くとか全然ないんで。

榎本:へ〜。うちは全然売りに行く予定です。

矢本:全然売りに行った方が良いんじゃないですか。売りに行けちゃうよねきっと。

榎本:最近福島が意図的に雑にやるみたいな。要は、何だろうな、よくLTVとCPAみたいな獲得コストよりLTVが高くなって初めて踏むみたいな考え方があると思うんですけどそんなの市場が待ってくれないよねみたいな。

矢本:最近ヒロさんのポッドキャストとか、ふっきのポッドキャスト、書き起こしのやつ。

榎本:書き起こしのやつね。なのでまだ正直ちゃんと数字出切ってるわけじゃないけど、踏むしかねえかみたいな気分でやってるって感じです。

矢本:わかる。てか起業なんてそんなもんでしょ。どうせ初めから失敗というかゼロなんだから攻めたもん勝ちやろみたいな。雑に売るって、それどうやって売りに行ってんだろ?コールドコールしてるわけじゃないでしょ?

榎本:あーでもまあ、結構SaaSあるあるで、展示会出すとかウェビナーやるとかそういうのは全然やろうと思ってますね。

矢本:じゃあほんとに、SaaSの方程式にのっとって、THE MODELじゃないけど。なるほどな。うち、SaaSじゃないから正式には。全然SaaSのことはちゃんと理解してないけど、あのビジネスオペレーション作るのめちゃめちゃ大変そうじゃない?

榎本:そう。オペレーションエクセレンスは本質だなと。

矢本:そうだよね。あれがモートだよね。プロダクトは時間を稼げる。

榎本:あーそれ。本質的な差分にはどうしても、結局はならないんだろうなっていう。

矢本:だからペネトレーションが早いと、結局そのプロダクトの100倍の価値を上回るのは無理だから、早い方が良いんだっていうロジックだよね。

榎本:なんとかNo.1っていかに早く言えるかみたいな。

矢本:そうだよね。絶対そうだと思う。それがなんか、インバウンドのボリュームの数とかにもめっちゃきいてくるみたいな。

榎本:やっぱりいろんなSaaSをアセマネ会社を通して試したんですけど、有名なSaaS企業はその辺のエクセレンス本当にすごいなと思いますね。オンボーディングにすごい体系化されてるなあと。

矢本:ちなみにどこ試した?freeeとか?

榎本:当然、マネフォとか、うん。

矢本:1番感動した体験はどこでした?

榎本:そうだな、あんまり言いたくないな(笑)嫉妬してるんで(笑)

矢本:嫉妬するよね(笑)

榎本:結構良い本もありますよね。たとえばSansanのカスタマーサクセスの本とかはめちゃくちゃ良くて、すごいプロセスを細分化して、THE MODELって結構大まかなプロセスの(本じゃないですか)。そのなかのカスタマーサクセスだけに絞ってもかなり細分化してやっている。オンボーディング期とサクセス期、なんだろうハーベストとかっていうのを相当細分化してSansanの事業モデルに合う形でやってる。やっぱSaaSナンバーワンはちげえなと。

矢本:100億はちげえな(笑)なるほどな。でもTHE MODELとかそういう、体系化して細かくしてくと、働く側の守備範囲ってちょっと創造性失われやすいのかなと、型がついちゃうじゃん。

榎本:いやーでもそんなこと言える立場になってないんで(笑)まだまだ1人が複数領域持って見てるみたいな状態なんで。

矢本:まあまあ間違いない。早くそこに行きたい。僕にとっては気にしちゃうんですよね。こんな優秀な人に入ってきてもらったのに、こんな細かい仕事で任せてたらつまんなくないかなとか気にしちゃう。

榎本:でも結構創造性あると思うので、ひとくちにセールスとかカスタマーサクセスとか言っても、プロダクトにフィードバックできるかってところがめちゃくちゃ大事なので。

矢本:確かに確かに。ラーニングしなきゃいけないことも膨大にある。そういうとあれだな、僕の知識が及んでないだけな気がする。ちなみに今は事業部長として具体的に何してるんですか?

榎本:具体的には、全体をかっこよく見てると言いたいんだけど、8割くらいの時間はコード書いてます(笑)

矢本:ソフトウェアエンジニア(笑)でも15人チームいるんでしょ。で、コード書けるんだ。それは周りがしっかりしてるみたいな?

榎本:結局僕自身もLayerXでいろんな働き方を試して、なんかもともとLayerXっていろいろ事業試してて、最初マイニングやろうとした時期もあったし、ブロックチェーンプロジェクトのコンサルをやったりとか、あとはオーディット、ブロックチェーンって1回デプロイしちゃうと基本プログラムは変えられないみたいなものがあるんで、そこを事前に超チェックしましょうみたいなプロジェクトとか。いくつか事業やってて、基本的に最前線で切り込んでいくみたいなのをやってて、切り込み方も一口にコード書くっていうよりは、コンサルだったらどっちかっていうとお客さんとちゃんとリレーション築くみたいなとこだとかを金融機関さんとやってるみたいな。まあボンバーマンがやってるみたいな(笑)

そういうのをやってたりしていて、だからコードを書いてるのは実は最近なんですよ。それまではビジネスに合った切り込み方をやるみたいなので、実は。

矢本:意外すぎる。そんな器用な側面が。

榎本:やるしかねえからやってたみたいな感じです。

矢本:やっぱ創業者ですね。ファウンダーの役割ですね、必要なことをやるっていう。

榎本:ただいろいろやってみて、自分の強みの生かし方ってプロダクトをいかに最速で良いものを作るみたいなところを実際に手を動かして背中を見せてくみたいな方がレバレッジ効くのかもしれないなって、ちょっと自分でも思ってるところがあって。

矢本:でも今ばっちり効いてるんじゃないですか?

榎本:効いてると思いますね。

矢本:その速度でプロダクトが出せていくとかは。しかも事業も。というかお客さんとどうやってリレーション築いてたんですか?そんときの武器は何だったんですか?

榎本:武器は素直さですね。もう、基本言いづらいことも言っちゃうみたいな。「それもう別にやんなくてよくないですか?」みたいなことを割と金融機関の偉い人にも言っちゃうみたいな。

矢本:あーでもそれ僕も近いですね。忖度しないっていう戦い方をしてる。

榎本:結構もうなんだろうな、すごいエモーショナルなことも結構言ったりとか、「俺このチームと一緒にやるのが好きなんですよ!」みたいなことを言っちゃったりとか。その辺が良い差別化というか、全員がそのキャラだと当然厳しいんですけど、真面目な人たちのなかに1人そういう愛されキャラがいるみたいな。

矢本:でも基本金融機関って普段接してるITベンダーとかは絶対そういうコミュニケーションしないじゃない、受注しないとスタートしないから。でもこっちはどちらかと言うとトランザクションモデルでストックを志向してるから、本当に良いものを売ってるから、そこの態度が対照的に見えるはずだよね。

榎本:ブロックチェーンでまともな、まともって言ったら失礼ですけど、金融機関さんとやれてるプレイヤーってなかなか少ない。

矢本:たしかに、見たことない。

榎本:という意味でもやっぱりやりやすい立場だったのかもしれないなと思いますね。

矢本:ある種そこもリスクとってるからできたことですよね。そのブロックチェーンというリスクというか。

榎本:それはそうかもしれない。

自身の役割、経営チームの役割分担

矢本:なるほど。面白い。じゃあ、経営チームって今どんくらいの、どういう構成になってるんでしたっけ?

榎本:経営チームは今8人かな?取締役4人と執行役員4人みたいな感じですね。

矢本:取締役と執行役ってどうやって役割分担してるんですか?

榎本:取締役は割と複数事業を見てたりだとか、というところがほとんどかな。ちょっと僕だけ異色で現場で切り込むマンみたいなのをやらせてもらってるみたいな感じなんですけど。執行役員は1個の事業にすごいコミットして見るみたいな感じですね。

矢本:ちなみに会社の中でその定義って分けられてるんですか?執行役員と取締役って。

榎本:いや、そんながちっとしたものは。事業専任が執行役員で、複数は取締役かなみたいな。すごい明文化した文章がある感じでも。あ、でもふっきが1回ちゃんと書いたのがあるか...

矢本:あまり流通してるわけじゃないっていうのはよくわかりました(笑)一応取締役の定義みたいなのはあって、執行役員制度はまだないんだけど作ろうとしてて今。だからその定義書を書くっていうチケットが自分のタスクリストにもう2ヶ月くらい積まれてある(笑)

榎本:あれかな、役割で言うと、まあふっきが全体を見てますと。結構LayerX INVOICEにはコミットしてくれるので、リレーションをちゃんと生かしてくれたりだとか、結構最前線で営業もしてて、リアルな顧客の声をすごい吸い上げてくれますね。で、手嶋さんが一歩引いた目線で全部見てくれるところがあって、めちゃくちゃバランス感が良いし、結構彼自身が1を聞いて10を知るみたいな感じなんですよね。

矢本:もうだって、持ってる知識の蓄積がすごそうだもん。経験と。

榎本:多分脳内に機械学習のモデルがあってインプットしたら一瞬でアウトプットするみたいな感じ(笑)ていうので、手嶋さんは100%コミットしてるわけじゃなくて、XTechと2つ見てるって感じなんですけど、全然問題ないくらいのパフォーマンスを発揮していただいています。

矢本:レバレッジが高いんだ。

榎本:高い。経営会議とかも、全部見てるわけじゃないのにめちゃくちゃ発言量が多いんですよね、手嶋さん。で、渡瀬さんがコーポレート、元AimingのCFOなんですけど、コーポレートの縁の下を全部見てくれるっていう感じですね。なので僕は安心してコミットできるみたいな状態。

矢本:1人だけ遊撃部隊みたいな(笑)でもそれがパフォーマンス出るってのがみんな自己理解と他者理解が同じになったみたい。

榎本:だと思います。すごい助けていただいてます。

矢本:プロダクトの話はさっき手応えの話も聞けたんで、今の提供してる機能ベースで言うとここまでやってますみたいなのはあるんでしたっけ?

榎本:そうですね。基本請求書の処理って細分化すると集める、そしてそれを入力するなどして処理する、情報を電子化する部分、で最後に会計ソフトだとか銀行に流し込むっていう3つのところがあって。

矢本:仕訳って会計ソフト側でやるの?

榎本:いや、LayerX INVOICE上でやります。なので、真ん中の処理するのフェーズは請求書のファイルをOCRで受け取って自動で取引先の情報とか金額だとか支払い期日だとかを読み込んだ上で、この取引先ってことは過去こういう仕訳切ってんだからこれじゃね?みたいなこともサジェストしてくれる感じですね。

矢本:じゃあ仕訳までシュッといけるのが今のプロダクトのコアバリュー。

榎本:ですです。手入力ゼロにするっていうキーワードで。

矢本:わかりやすいね。経理の人に。なるほどね。

榎本:なので一通りそのフローは実現できていて、ただできてないところで言うと、支払って良いんだっけ確認みたいなところはまだ課題があるなみたいな感じですね。

矢本:さっきのワークフローの部分ですね。

榎本:部門承認とか、あと経理内の承認もそうだしとか、その辺の承認周りはまだちょっと余地があるなというところ。

矢本:なんかいろんなSaaSに絶対承認機能って必要ないじゃないですか。そこで問題になるのが会社ごとにガバナンス違うから、マジでそのガバナンスの柔軟度に対応した承認フローを作れるっていうのだけで我々は1年を過ごしたみたいな感じになるじゃん。

榎本:どのSaaSも似たような承認機能作って泣いてるみたいなところが。

矢本:そう。みんな泣いてるみたいな。

榎本:コモディティなんだけどなとか思いながら。

矢本:承認用のSaaS作ったら良いんじゃねみたいな。

榎本:あーでもワークフローはそうですね。結局いるんだろうなどっかでみたいなのは。

矢本:絶対ありますよね。コーポレートワークフローのZapierみたいな。

榎本:か、ワークフローシステムとシームレスで繋げるAPIを提供するか、モジュールを提供するなりして繋げたりするみたいなというのをやってかないとなみたいな。

矢本:そうですねえ。なるほどな。でも、わかりやすいですね。これお客様からみたバリューというか、顧客のバリューは、やっぱり手間を減らす?減らせた手間の総量に対してLayerXに売上が上がるようなプライシングモデルになってるの?

榎本:そうですね。なのでたとえばわかりやすいのは請求書の数に応じてとかっていう。それが結局サクセスの量に繋がってるので。

矢本:じゃあそこをゴールアラインしたプライシングにしてやってるんだ。

榎本:とはいえ、まだいろいろ検証中って感じですね。出てまもないプロダクトなんで。

矢本:確かに。プライシングはめちゃくちゃ検証しますよね。プライシングはプロダクトだからな、みたいな感じしますよね。すごい、面白い。作りたくなってきた。

榎本:おっ、一緒にやります?

榎本さんからみた福島さん

矢本:合体するか(笑)最後に、じゃあmosaから見た、あの著名人ふっきについて。

榎本:ああ。面白い質問ですね。実は僕ふっきと付き合い長くて、大学時代からなんですよ。同じ学科ってわけじゃなかったんですけど、当時東大からウェブ系とかベンチャー・起業みたいなの行くって全然いなかったんですよね。2012年とかそのへんって、みんなメーカー行くとか、とりあえず院に行くみたいなとかなんかそういうルート。

今だと多分ベンチャー行くって割と当たり前になってると思うけど当時はいなくて、だからTwitterでそういうやつらとだいたい友達みたいな感じだったんですよ。ウェブ系なおれらはだいたい友達みたいな感じで(笑)

なので、当時からハッカソンとかおれんちでやったときにふっきがいるみたいな。

矢本:ボンバーマンのついでに?

榎本:いやいやちゃんと作ってましたよ(笑)おれはしょうもないもの作って、隣でふっきがアドネットワーク作ってみたいな感じで。当時はよくわかんないもん作ってんなあって感じだったけど、今だとすげえことやってたなみたいな(笑)よくおれんちでやってたなみたいな(笑)

矢本:そんなことおれんちでやってたのかけしからんみたいな(笑)

榎本:それでDeNA行ったんですけど、結構誘われて行ったみたいな感じなんですけど。LayerX入ってから彼の凄さがすごい浮き彫りになってきたなっていう。まあ僕自身が全然エンジニアリング以外のことよくわかってなかったみたいなところがあって、いろんな活動を通してちょっと幅広い目線を持たせていただく中で、彼の凄さみたいなのがすごいわかってきて。

まず超真面目ですよね。息を吸うように勉強して、それを確実に血肉にして自分のロジックに変えているみたいなところ。

矢本:自分の言葉にしてる感じがすごいですよね。

榎本:そう、それだ...なんかもう、スラスラ出てくるんですよね何言っても。ああもう、それは1回蓄積してあるから自分のなかで、みたいな。

矢本:言語化終わってますみたいな。

榎本:そうそうそう。俺とかもう3ヶ月経ったら当時のロジック忘れちゃうみたいなところもあって、どうなんだって(笑)彼は全部が全部積み重なってるみたいな感じがあって。で、ドメイン知識もめちゃくちゃ幅広いなっていうところ。

ブロックチェーンってすごい幅広い適用範囲があるので、色んな大企業の方とお話するなかでサプライチェーンから金融まで大体押さえてないと話せないみたいなところがあって、そういう意味ではインプットソースのダイバーシティーが並み外れてるんですね。だから結構LayerX INVOICEやってるはずなのにブロックチェーン事業の方でもたまに他の会社さんと話スラスラ出来るとか。

あとは言葉に魔力が乗ってるんですよね彼らは。

矢本:魔力(笑)

榎本:俺が一言一句同じこと言っても、人は同様に動かないなみたいな。

矢本:それ、そういうのあるよね。

榎本:なんかすんなりすごい入って来るんですよね。たまにぶっちゃけ間違ってることもあるんだろうけどもなんか全然気にならないみたいな。っていう一言で言うと嫉妬ですね。

矢本:嫉妬するんだ。

榎本:しますね。そういうのがある故に、俺じゃ俺の戦える場所、俺が1番輝く場所みたいな。

矢本:そうかもしれないですね。めっちゃいい話ですね。

榎本:どうなんですか、やもってぃさん自身は周りからどう言われてるんですか?

矢本:僕ですか?怖いって言われてます(笑)

全然怖いって思ってないのに、だけど去年とか採用活動頑張って始めてから僕に直接言って来る訳ないじゃないですか、怖いって。なんかりっちゃって、PRの人とかがあの人がYamotty怖いって言ってたよみたいなのを拾ってくるから、頑張って怖くないっていうか、多分その本質は「受け入れてくれないんじゃないか私のことを」みたいに多分思われてる節があるっぽい。どうですか?

榎本:どうなんだろう。なんか分かんないけどカジュアルな関係築けてるからそうは思わないけど、その関係性がなかったら死ぬほどロジカルに見定められてるのかもしれないと思うかもですね。

矢本:あんま僕自身はロジック強くないというかなんか勘で生きてる。で、その後で固めるものをいっぱい集めて自分で階段作るみたいな、ロジック作るみたいなのがすごいパターンとして多いんです。だからどっちかというと感性派だと思ってるんですけど、なんかあんまそれが伝わってない。

榎本:アウトプットで見ると死ぬほどロジカルって思っちゃうけど(笑)

矢本:たしかに(笑)ああいうのは隙があるのが怖いんだろうな。つつかれたくないみたいな。そういう性質があるので、そう見られてるので絶賛そうじゃないよってのをみんなに伝えていくっていうのを、採用活動の本質だと思ってポッドキャストをやって。

榎本:あーでもうちも似てるかもしれない。うちも、LayerXもClubhouse始めて全然印象変わったみたいなところありますね。結構怖い人が集まってるのかもしれないと思ったけど、役員ランチの雑談見てるとそうでもないんだみたいな、実際そっから内定をちゃんと獲得できたりとかあったりして。そういうの大事ですよね。

矢本:大体多分採用で応募くる方とかはみんな聞いてから来るんじゃないですか。

榎本:聞いてます最近本当に。

矢本:僕もポッドキャスト丸1年やってるんですけど、応募者100%聞いてるんで、なんかすごいナーチャリングツールというか、会社の中身を伝えていく上では声を上手く使うと自分の苦手な部分が補えるかなって思って喋るんだけど、1人で喋るとマジで虚しいんですよ。だから、対談相手を最近は呼んでくるっていうスタイルに。

榎本:なるほどね。

矢本:いやめちゃくちゃ面白かった。なんか、いいですね。僕が聞きたいことは大体聞けたのでこんなとこで良いですかね。

榎本:最後に一言話すと、LayerX INVOICEめちゃくちゃ良いプロダクトなので。興味ある方いつでもご連絡ください。というところと、絶賛採用、採用はぶっちゃけ一時期絞ってたんですよね。そこが今また拡大フェーズに変わってるので、LayerX怖いなとか思わずにぜひ連絡してくれると(笑)

矢本:まずはClubhouseから聞いてくれれば。いつやってるんでしたっけ?

榎本:毎週木曜の12時から。

矢本:お昼ですよね?

榎本:です。経営会議終わったあとにそのままみたいな感じでやってるんで。

矢本:なるほど。経営会議は1時間ぐらいやるんですか?

榎本:経営会議結構どっしりやりますね。2時間半とか、長いと。

矢本:あ、じゃあ午前中9時半とかそれぐらいからはじめてお昼までガーッと。すごいですね。うち30分だからな(笑)

榎本:事業ポートフォリオがあるからっていうのもあると思う。

矢本:あーそれあるね。ポートフォリオあるとそうだね。うちはシングルプロダクトだし、お客さんもサイズは違えどみんな同じ事業やってる人だから、バーティカルだからってのはすごいあるかも。なるほど、めっちゃ面白い。はい、ということで10Xも採用してるよ(笑)

まあでもプロダクト出たからね本当、採用っていうタイミングですよね。

榎本:是非是非。

矢本:そんなところで、ありがとうございました。

榎本:ありがとうございました!

※この記事は配信者の許可を得て公開するものです。

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