ドン・バレンタインに聞く7つの質問

ドン・バレンタインに聞く7つの質問

ドン・バレンタイン(Don Valentine)は、「シリコンバレー」や「ベンチャーキャピタル」という言葉が生まれる前の1972年にSequoiaを設立しました。彼の初期の投資先にはAtariとAppleも含まれ、ドンの最初の技術指導者になったのはスティーブ・ウォズニアックで、彼は市販の最も安価なコンピュータが25万ドルだった時代に、初期の「自作」Appleをドンに与えたと語られています。

Q1. あなたが日々学んだことは何ですか?

話を聞くこと。ベンチャーコミュニティにいる人は、何百マイルも旅してきた創業者と会っているときでさえ、携帯電話やノートパソコンに気を取られてしまうことがよくあります。誰かを無視すると、関係を築くのが難しくなります。だからこそ、私たちは何十年も前に、不注意の罪を犯さないということに合意したのです。

私はそれにこだわっています。以前、町の入り口で保安官が全員の武器を没収する西部劇を見たことがありますが、私は役員会でも同じ方法を取ることにしました。ドアのそばに小さなテーブルを置き、全員に携帯電話とノートパソコンをそこに置いてもらい、鉛筆と紙一枚なら持って行ってもいいと伝えました。

傾聴は芸術の一形態であり、長年にわたって多くの企業から、私たちの傾聴への取り組みを褒められてきました。「傾聴」この一単語が私たちへの評価のほとんど根幹を成しています。

Q2. これから起業される方にアドバイスするとしたら?

私は50年近くにわたって同じアドバイスを伝え続けています。 ー 大きな市場を狙え。

セコイアの創業以来、非常に大きく、非常に価値のある企業の構築に注力してきましたが、それは大きな市場がなければ実現できないことです。多くの創業者は、優れた技術、優れたパートナー、または幸運がすべてだと考えているため、これは私たちが丁寧に伝えなければならないメッセージなのです。

Q3. あなたの人生に大きな変化をもたらした小さな変化は何ですか?

始めたばかりの頃はパートナーを見つけるのに本当に苦労しました。私は何年もの間、間違った選択をしてきました。自分の仲間・同僚たちの前で間違う自信のある人を見つけることができないという問題がありました。セコイアでは、集団で意思決定を行いますが、何を見落としたのか、なぜ見落としたのかなど、多くの時間をかけて自分たちの過ちについて話します。このような会話は非常に苦痛を伴うものですが、非常に有益なものです。なぜならば、パートナーになるべき企業をパスしたことや、パートナーになるべきではなかった企業との提携など、間違ったことから学ぶことができるからです。セコイアのパートナーは、間違っていることが分かった場合に恥じらうことなくポジションを取って、そのような失敗について話し合うことができるようにしなければなりません。

もう一つの問題は、私とは異なるように世界を見てそのように発言する勇気を持った人物を欲していた時に、私は私と似通った人を選び続けていたということです。その間違いに気づいてから、私とはまったく異なり、お互いにも全く異なる2人を採用しました。 ー マイケル・モリッツとダグ・レオーネです。

セコイアのパートナーは、間違っていることが分かった場合に恥じらうことなくポジションを取って、そのような失敗について話し合うことができるようにしなければなりません。 ー ドン・バレンタイン(Sequoia Capital 創業者)

Q4. 知っていればよかったと思う、知らないことは何ですか?

ヘルスケア企業が成功する理由をもっと知っていたらいいのにと思います。ヘルスケアは世界最大の市場の1つですが、ヘルスケアスタートアップがよく失敗するのは、信じられないほどの課題に直面しているからです。大手製薬会社は非常に大きな影響力を持っており、連邦政府の規制により、コストと時間が劇的に増加しています。また、企業は間接費の高いチームや研究所、設備などからスタートする傾向があります。

ヘルスケア業界で大成功する会社を作ることはまだ可能ですが、根本的に違うアプローチが必要になることが多いです。数年前に私がスタンフォード大学と一緒に始めたプロジェクトが良い例です。私たちは、医師が脳卒中患者のスキャン結果をスマートフォンからすぐに見ることができるようにしました。スキャナーや薬剤を提供する必要はなく、ソフトウェアだけで済みました。この会社は今では大規模な利益を上げており、FDAとの関係も良好です。

Q5. 今、枕元にある本は何ですか?

私はダン・ブラウンの大ファンで、毎月1冊は読んでいます。次に読むのは「オリジン」です。彼の本は説得力があり、謎に満ちているので好きです。彼の作品はゆっくり読むことを教えてくれました。私は昔から速読家で、学生時代に速読の授業を受けていました。でも、ダン・ブラウンの本を読んで、もし速く読んでいなかったら捕らえられたかもしれない素晴らしい謎を見逃していたことに気がつきました。

Q6. 自分が間違っていたと気づいたのはいつですか?

私はいつもストーリーテリングの力を理解していたわけではありませんでした。セコイアの創業前、私はフェアチャイルドセミコンダクターというスタートアップにいました。スーパースターの宝庫でしたよ。今日私たちが持っている電話やラップトップは、この会社のマイクロプロセッサの研究の賜物です。しかし資金調達ができませんでした。最終的には、ある投資家が私たちにチャンスを与えてくれたのですが、彼はまた、ストーリーテリングを完璧にする必要があることも私に教えてくれました。

物語を語ることは、私たちの世界の大きな部分を占めています。これは私たちがセコイアのメンバーに身につけさせようとしているスキルであり、創業者に求めるものでもあります。創業者が最初に私たちを訪れたとき、彼らは自分たちのビジネスについて何でも知っていますが、私たちはほとんど何も知りません。そのため、彼らはなぜ私たちが彼らと組むべきなのかを説明する必要があります。以前、地上レベルで話をすべきだったのに2,000万フィートの高さから私たちにピッチをしてきた青年を覚えていますが、私たちには理解できるわけもありませんでした。最終的に私は10分間のタイムアウトを取ることを提案し、名刺の裏に何の会社なのかを書き出すように彼に言いました。彼は、見たこともないような小さな文字で埋め尽くされた名刺を持ってきましたが、そしてそれは私が考えていたものとは違っていましたが、私たちが理解できる言葉でビジネスのストーリーを語ることができていました。

ストーリーテリングの力は私たちが創業者に求めるものです。彼らはなぜ私たちが彼らと組むべきなのかを説明する必要があります。 ー ドン・バレンタイン(Sequoia Capital 創業者)

Q7. どの時間の単位が最も重要ですか?その理由は?

ちょうど21ヶ月半。冗談です。

本当に、会社によって異なります。ストーリーテリングを経て、パートナーシップを確立し、創業者の当面のニーズに対応するための会議を設定するまでにかかる時間、そして取締役会の設立、プロダクト開発、顧客開発、採用など、ビジネスを構築するために必要なすべてのことにかかる時間です。

最も重要な時間の単位は、創業者と同じテーブルの上にいると感じられるようになるまでの時間、つまり真のパートナーであると感じられるまでの時間です。お互いの信頼を得なければならないので、すぐには実現しませんが、できるだけ早くそこにたどりつけるように努力しています。

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